十二指腸潰瘍

■ 入院した
突如襲った、冷や汗。
顔面蒼白である。
タール便が出て数日が経つであろうか。
帰国したその晩に体調を崩し、救急車で病院へ搬送された。
顔面蒼白・冷や汗・脱水症状・血圧低下・意識低下・吐血・下血 病状を並べると切りがない。
男性の場合、体重の1/13が、循環血液量だ。
この循環血液の50%が失われると、出血多量と言う様だ。
私の場合、2~3リットルの出血で死に至る計算だ。
実際ほぼぎりぎりであった。
 ◇ 病室 ◇
搬送先の病院で、出血個所の処置が緊急で行われ、事無きを得た。
命拾いとはこのことである。
正に生かされた気分である。
搬送された病院は市内の大きな病院であった。
病室は8階の814号室の個室。

止血処置は無事行われたが、トイレも行けず、絶対安静状態となってしまった。
やばい。
◇ 入院して6日目に出た病院食 ◇
 当初は、食事も無く点滴のみであったが、回復するに従い、3分粥から食事が始まった。
"潰瘍食"と書かれたシートが添付され、カロリーやメニューが記載されていた。
しかし、味がないし物足りない。
早く人間になりたーい。
妖怪人間ベム・ベラ・ベロの気持が分かる。
何とか10月24日の午後に退院したが、赤血球の数値が15に対して未だ9.4と低いので自宅療養とする事となった。

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